集中力がつく習い事は?

今回は集中力を高める習い事を紹介します。

集中力は、一つに意識を集中させ、その課題に専念する能力です。

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高い集中力を持つことで、学習に取り組む時間や将来、仕事に取り組む時間、労力を最大限に活用することができます。
集中力を高めるためには、子どもが落ち着ける環境づくりや、日々の生活の中にトレーニングを取り入れることが大切になります。

集中力を高める習い事は...

◆ピアノ

ピアノは、手の指をすべて使い、楽譜どおりに鍵盤をおさえるだけでなく、足でペダルを踏む動作もあり、体全体を使って演奏する必要があります。手の指、足をそれぞれ別々に動かすので、相当の集中力が必要になります。また、小さな子どもにとっては、ピアノの前にじっと座っているだけでも集中力が鍛えられます。

ほかにも、ピアノを習うことで、曲の世界観を伝えるための表現力の向上や楽曲を分析する力、即興演奏などのスキルを身につけることができます。音感やリズム感、楽譜を暗記することによる記憶力の向上といったさまざまなメリットも期待できる習い事です。

◆そろばん

繰り返し計算をするそろばんも、集中力や忍耐力が養われる習い事です。そろばんを習うことで、数学や算数の基礎となる計算能力が身につきます。

さらに、そろばんには階級ごとに試験があり、合格するごとにステップアップしていきます。また、そろばんの試験では、時間内に多くの計算問題を解く必要があり、集中力が必要となります。そのため、そろばんを習っているうちに自然と集中力や記憶力、瞬時に問題を読み取る情報処理能力なども養われます。

◆ 書道

小学校から始まる毛筆の授業。習字は小学校で学ぶ日本の伝統文化のひとつです。文字の形、大きさ、バランスすべてに気を配り、お手本どおりに字をそっくりまねることで、ひとつのことに集中する力が育まれます。また、根気よく練習することでコツコツとやり抜く忍耐力も身につき、きれいな字を書けるようになります。

集中力以外にも、書道では正しい座り方や正しい筆の持ち方、授業態度といったしつけの面でも身につくことが多いです。

◆スイミング

泳ぐ動作は、日常での動きとはまた違った動作が必要となります。そのため、泳ぎの動作一つひとつに集中する必要があるので、集中力が鍛えられます。

また、集中力が鍛えられるだけでなく、「水を怖がらなくなる」「基礎体力がつく」「空間把握能力が身につく」といったメリットもあります。

◆囲碁

囲碁は集中力トレーニングにも効果のある習い事で、とくに対局中は基盤にのみ集中するようにと教えられることもあって、集中力が鍛えられます。

囲碁は長い時間、目の前の盤上で自分と相手の碁石を観察し「ひとりで考えて戦術を練ること」を繰り返し行う囲碁は、集中力が必要です。また、囲碁は対局を通じて、さまざまな局面での勝ち筋を考え続けないといけないため、思考力トレーニングに適しているといわれています。

◆ダンス

ダンスは中学校で2008年から必修化され、小学校学習指導要領にも「表現運動」としてダンスが組み込まれています。

ダンスでは練習の基本は先生のお手本の動きを見てまねることと先生の指示をしっかり聞くことが必要です。ダンスをまねるには、目で見るだけでなく、耳で音をしっかりと聞き、タイミングを身につけ表現する必要があるため、見聞きしたことを表現する能力も求められます。

短時間で振りつけを覚えるレッスンでは記憶力とダンスを踊れるようになるまでには相当の集中力が必要になります。また、人前でダンスをすることで自信がついたり、同じ教室の仲間とダンスをすることで協調性も養われていきます。

◆ボルダリング

ボルダリングは子どものスポーツ活動に求められる「バランス能力」「リズム能力」「空間認知能力」「調節能力」「動作変換能力」が向上したり、「非認知能力」が育まれるといわれています。

ゴールを達成したり、高タイムを目指したりするなどの目標をクリアするために、重心の位置や手足の使い方、ルートの選び方などの戦略を思考し、体と心をコントロールすることが求められます。また、安全性も求められるため、注意力を保ちながら実際に体を動かすことで、集中力が育つといえます。

◆プログラミング

プログラミングは小学校で2020年から必修化され、2025年からは大学入学共通テストにも導入されることが決まっています。

プログラミング学習の目的は「問題を解決するために、自分でゴールまでの道筋をたてて実行する力を養うこと」です。単純にプログラミングのスキルを身につけるだけでなく、作りたいシステムの企画を考えたり、考えた企画をみんなの前で発表するなど、企画力やプレゼン力も身に着きます。

以上が集中力アップにつながる習い事です。

集中力は簡単に身につくことではなく、習い事や日々の積み重ねが重要になります。
また、子どもの集中力の持続時間は小学生低学年で15分程度と言われています。その中で集中力が低下してしまう原因は、
・興味のないことをなんとなくしていること。
・悩みごとなど精神的な問題で集中できない。
・周囲の音が騒がしいこと。
があげられます。
集中力アップを目指すには、落ち着ける環境づくり、生活習慣の見直し、子どもの様子を観察しながら取り組むことも大切です。

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私たちClover Hillでは、子どもたちの集中力アップにつながる習い事が20種類と豊富にあります。体験は随時お受けしておりますので、一度ご来校して体験してみてはいかがでしょうか?