思考力・表現力育成のスタート。学ぶ喜びを実感する。

主体的に学び、自ら工夫する喜びを実感する小学3年生

3年生は、思考力・表現力育成のスタート時期。そこで授業を通して学習する喜び、発見する驚きなどを体験しながら「自分で考え、工夫する」学習態度を養います。そして、じっくり観察、判断、表現できるよう導いていきます。学習内容についても、論理的な思考力が要求される問題が増えてきます。「習っていない」などといってすぐに投げ出すのではなく、「今までに学習してきたことを使って何とか解けないだろうか」と考えてみる積極的な姿勢が大切になります。自分で調べるなどして解き方の糸口を見つけていくようにしましょう。

 教科別の指導方針

文章の流れと場面ごとの理解、表現のための記述方法を学ぶ。
小学校3年生の国語の教科書

3年生では、子どもたちが親しみやすい物語文を中心として学習していきます。幻想的な物語も出てきますので、文章の流れを整理して、読み進めることが必要になってきます。全体の流れをつかんだうえで、場面ごとに内容を確認し、登場人物の気持ちをていねいに読み取っていきます。そして、読み取った内容をきちんと表現できるようにするための記述指導もあわせて進めていきます。授業中に講師が添削してその場で書き直すことができるのも、少人数での授業ならではといえるでしょう。いろいろなことを自由に発想してさまざまな文を楽しみながら書いてみる「お話づくり」などを通して、思考力と豊かな表現力を育成します。漢字や言葉のきまりなど、基本的な知識がしっかりと身につくように指導していきます。

試行錯誤を繰り返すことで、基礎力を身につける。
小学校3年生の算数の教科書

3年生では、知識を詰め込むだけではなく、子どもたちの興味を引くような身近なできごとを題材に求めて、算数の楽しさやおもしろさを感じてもらいます。それを通して算数の基礎力を身につけることが目標です。「規則性」や「場合の数」では、丹念に書き出して自分なりに調べ、粘り強く考える姿勢を育てます。「図形問題」では、実際に紙で作ってみたり、描いてみたりと、試行錯誤の繰り返しです。また、「もしかして、こうなっているかもしれない」という「ひらめき」も実は大切なことです。「ひらめき」は柔軟な頭を作る大事な栄養素です。思いきった推理や直感で問題が解けたら、算数のおもしろさはもっと広がっていくはずです。