小学生におやつは必要?

「おやつ」と聞くと、砂糖たっぷりの甘いものや、ポテトチップスなどのお菓子を想像する人もいるかもしれません。
実は、成長期の子どもにとっては食事を補うための「第4の食事」としての「おやつ」がとても重要です。
子どもにとってのおやつについて、詳しく見てみましょう。

成長期の子ども2人がおやつを食べている様子
総合教育施設クローバーヒルアフタースクールのおやつタイム

おやつの意味とおやつを選ぶポイントは?

成長期は、ぐんぐん身体が大きくなったり、脳や内臓、骨や血液などが作られる時期であり、子どもの身体は日々目まぐるしく変化しています。
また、年齢によっては大人よりも多くの栄養を必要とする場合がありますが、特に幼児期においては、消化器官が未発達のため、一度にたくさんの量をたべることはできません。そこで、食事と食事の間の「おやつ」の摂取が大切になってきます。
おやつをタイミングよく摂取すると、心身ともにリフレッシュができます。おやつの摂取前と後を比較すると、脳にエネルギー源となる糖分が補給されるため、集中力が高まり学習にも効果的であると言われています。
効率よく栄養を摂取できるために、おやつを選ぶポイントを以下に挙げてみました。

1.栄養バランス: 健康な成長のために、おやつも主食・副菜・主菜と同様に栄養バランスが考慮されたものを選ぶと良いです。
2.適量: 適切な量を守り、食事とのバランスを保つようにします。年齢や個人差もありますが、1日に必要なエネルギー量の約10%~15%、小学生であれば約200㎉程度が目安となります。
3.食品の種類: 高カロリー・低栄養価のおやつではなく、果物、野菜、ヨーグルトなどの栄養価の高い食品を選ぶよう心がけます。
4. 食事との間隔: 食事の間隔を考慮して、おやつを適切なタイミングで提供します。食事とおやつの間隔は、2~3時間開けるのが基本とされています。

成長期の子どもにおすすめのおやつ5選

成長期の子どもには栄養バランスが考慮されたおやつが重要です。
以下は、おすすめのおやつとそれに含まれる必要栄養素の例です。

1.ヨーグルトとフルーツ: カルシウムやプロバイオティクスが含まれ、骨や腸の健康に良いとされています 。
2.タンパク質(プロテイン)バー: 成長に必要なタンパク質を摂取できるおやつとして、プロテインバーもおすすめです。
3.ナッツとドライフルーツミックス: タンパク質、脂質、食物繊維が含まれ、エネルギー補給に適しています。
4.カルシウム入りお菓子: 小魚などのカルシウムが豊富なおやつは、成長期の骨の発育に寄与します。
5.自然の素材: 野菜のスティックとハチミツやヨーグルトディップ、カットフルーツ、ホームメイドのグラノーラバーなどもおすすめです 。

おやつを摂取する上での注意点は?

思春期までに肥満になると、そうでない子どもと比べて大人になってからも肥満の割合が高いことがわかっています。一方で、女の子は小学生から「痩せたい」願望が出て、中学生になると3割以上がダイエットを検討するという調査結果もあります。 過度なダイエットをしてしまうと、成長期に必要な栄養素を阻害するだけでなく、ケガや病気の原因にもなり得ます。 子どものうちは自己管理が難しいため、規則正しい生活と正しい食事、適度な運動ができるように周囲の大人が気を配る必要があります。

Clover Hillの食育

Clover Hillでは、忙しい親御様に代わり、ランチ・ディナー・おやつの提供を行っています。
管理栄養士が考えた栄養バランスの整ったメニューを提供しており、食品衛生責任者の資格を持つスタッフがHACCP(Hazard Analysis and Critical Control Points)に沿った衛生管理基準を採用する提携先から届く食品を提供しています。
残業で遅くなってしまう場合でも、お子様のお食事のことを心配する必要はありません。また、長期休暇期間はランチもご用意しますので、お弁当を作る手間が省けます。
おやつは、食育に配慮し、季節や地産地消などを考慮してバラエティー豊富なおやつを提供しています。
また、あらゆる場において、食事の「テーブルマナー」は大切なことです。食べる時の正しい姿勢・その他マナーが身に付けられるよう、スタッフがサポートしています。