子ども部屋の片づけの習慣はどうやって身につける?
みなさんは、子どもが自分で使ったおもちゃや道具の片づけをどのように教えていますか?
お片付けを何度も教えても、なかなかすぐにできなかったりして、困った経験はありませんか?お片付けは少しずつ教えていけば、3~4歳でできるようになると言われています。では、片付けができる子とできない子は、なにが違うのか、原因から探ってみましょう。
子どもが自分の部屋やおもちゃを片付けられない原因は?
子どもが片付けられない原因はいくつかありますが、主に3つ挙げてみましょう。
- 責任感の未発達:
子どもは、発達段階に応じて責任感を身につけていきます。特に幼い子どもは、自分の行動に責任を感じることが難しく、物事の整理整頓に対する理解が十分でない場合があります。 - 視覚的過多:
部屋やおもちゃが子どもにとって視覚的に過剰な刺激に晒されると、子どもには整理整頓が難しくなります。過多な刺激は注意散漫を引き起こし、片付けることを困難にさせる可能性があります。 - 楽しさや報酬の不足:
片付けは子どもにとって「楽しい」と思えることや、「やってよかった」と感じるような報酬が少ない活動と捉えられることがあります。子どもたちが片付けることで楽しさや報酬を感じられるような環境づくりが重要です。
片づけ習慣の習得方法はどうしたらいい?
子どもに片づけの習慣を身につけさせるためには、以下の方法が役立つでしょう
- ゲーム感覚の「楽しさ」を取り入れる:
まずは、子どもにとって「片づけ=楽しい活動」として捉えさせることが大切です。ゲーム感覚で行う工夫や、音楽をかけながら行うと良いでしょう 。 - 協力を促す:
家族で協力して片づけることで、協力の大切さや楽しさを学びます。一緒に片づけることで、責任感も芽生えます 。 - ルーティンを作る:
特定の時間帯やイベント後に片づけを行う習慣を作りましょう。繰り返し行うことで、時間感覚を養いながら、自然な形で片づけが身につきます。 - たくさん褒める:
成功したときには大げさでもたくさん褒めて、ポジティブなフィードバックを与えることが大切です。大人も一緒ですが、褒められることで自己肯定感が高くなり、モチベーションを維持しやすくなります。 - 片づけのしやすい環境を整える:
使うもの別に仕分けて収納場所を分かりやすくし、使いやすい収納ツールを導入することで、子どもが自分で片づけやすくなります 。 - おもちゃの管理を教える:
おもちゃを使ったり片づけたりすることで、責任感や自己管理力が育まれます。
大人がこれらのアプローチを上手く組み合わせてリードしてあげることで、子どもは片づけを嫌がらずに、むしろ自発的に行うようになります。規則正しい環境や肯定的な経験が、子どもの成長にとっては良い影響を与えます。
一つずつ取り入れて、子どもが片付けが好きになるように導いてあげましょう。