速読解力が人生をもっと豊かに
■読書の持つ意味
本を読むことの重要性はどなたでもきっとご存じのことでしょう。
幼児期から多くの本に触れることは、これからの人生を想像以上に豊かにしてくれるはずです。
しかし本当に幼い頃は、ご両親や先生が読んで聴かせてあげることはできますが、成長するにつれ読書は自発的に行わなければならないため、少しずつ読書から遠のいてしまう子もとても多いものです。
近年のインターネットの普及により、子どもたちの興味は本よりゲームやSNSに向きがちですが、スマホやパソコンに触れる機会が多いからこそ、気軽にインターネットを使って数多くの本を読むチャンスに恵まれているとも言えます。
読書をすることには本当に多くの利点があります。
疑似体験を通して想像力が豊かになる、知識や語彙力、表現力が豊富になる、気分をリフレッシュできる、学童期以降の学力向上に大きな役割を果たす、などなど枚挙にいとまがありません。
■速読解力の重要性
卵が先か鶏が先か。読書が好きだからこそ速読ができたらと思うことはあるでしょう。
しかし読書が苦手だからこそ、速読に挑戦することが大切なのではないでしょうか。
文字を読むことに慣れる機会を持つことはとても大切です。たくさん読めるようになれば、世の中の様々なことに対し、自然に興味や関心が増え、もっと知りたい、もっと学びたいという心が養われるはず。
そして文章を速く読み理解することは、何より今後の学力向上のための大きな武器となることは間違いありません。
国語のみならず、算数、理科、社会、いずれの科目も限られた時間の中で日本語の文章を素早く理解できるようになることが必要不可欠となります。
また速読の利点はただ単に速くたくさん読めるということだけではありません。
テレビ出演も多くされている脳科学者の澤口俊之先生は以下のように述べています。
「速読によって色々な脳機能の向上させることができます。
まず視野が広くなり、眼の動きがスムーズになります。これに伴って注意の視野が広がります。
もっと注目すべきなのは、ワーキングメモリの速度があがるという点です。
ワーキングメモリは思考や推論、計画、決断など多様な高次脳機能の最重要な基礎です。
このワーキングメモリが速くなることで、思考や決断も速くなり得ます。
速読中の脳の活動をみても、注意やワーキングメモリに深く関わる前頭前野が左右共にとても活性化します。」
日に日に暖かくなり、いよいよ新しい学年が始まります。
今年は速読解を始めてみませんか?