学童保育での過ごし方とサポート内容を解説【府中市版】

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子どもが学童保育でどのように過ごしているのか気になりますか?「宿題は見てくれるの?学習指導はあるの?」といった疑問を持つ方も多いでしょう。今回は、学童保育の過ごし方について詳しくご紹介します。

学童保育での過ごし方:学習指導やサポートの実際

学童保育とは、厚生労働省が管轄し、自治体が運営している子どものための放課後の場で、放課後児童クラブや学童クラブとも呼ばれています。学童保育には学習時間が設けられていますが、そこで学習指導が行われるわけではなく、宿題のサポートも自主性を尊重した形で進められます。学童保育の指導員がすべての勉強を教えるわけではありませんが、宿題の途中で子どもが困ったときに声をかけるサポート体制が整っています。これは、2015年に策定された「放課後児童クラブ運営指針」に基づいて、国が定めたサポートです。

放課後児童支援員によるサポート体制

学童保育では、「放課後児童支援員」という資格を持つ指導員が配置されています。支援員資格は、大学で心理学や社会福祉学などを学び、さらに都道府県知事が行う「放課後児童支援員認定資格研修」を修了した人に与えられるもので、子どもたちに適切なサポートを行うための専門的な知識が求められます。学習指導自体は行わないものの、子どもの自主性を尊重しながら宿題を促し、勉強で困った際にはサポートに入ります。

宿題は自主的に取り組む時間

学童保育での宿題は、基本的に子どもが自主的に取り組むものとされています。指導員が宿題をすべてサポートするわけではありませんが、宿題に取り組む子どもが困難に直面した場合や集中できない場合、必要に応じて声をかけることで支援します。学童での宿題時間は、低学年の子どもたちにとって集中しやすい環境が整えられているため、子どもたちはリラックスしながらも自主的に学習を進めることが可能です。

学童保育の1日のスケジュール

学童保育の一般的なスケジュールをご紹介します。各施設によって異なる部分もありますが、基本的な流れは以下のようになっています。

【14:30】学童保育へ向かう

多くの学童保育は小学校内に設置されていますが、一部は児童館や公民館などで運営されています。新1年生など、学童保育に通い始めたばかりの子どもには、指導員が学校から施設までの送り迎えを行うことが多く、子どもが慣れると自分で歩いて通うようになります。到着後、ランドセルや荷物を自分用のロッカーに入れ、指導員に「連絡帳」を渡して出席確認をします。

【15:00】宿題時間

低学年の子どもたちは、この時間に宿題を行うことが一般的です。まだ上級生が帰ってきていないため、静かで集中しやすい環境が整っており、子どもが自主的に宿題を進めるのに最適な時間帯です。宿題が終わると、自由時間に移ります。

【15:30】おやつの時間

この時間になると、上級生も合流し、全員でおやつを楽しみます。おやつの内容は日によって変わり、ゼリーや果物、栄養価のあるおにぎりなども提供されます。学童ごとに異なるおやつメニューが用意され、子どもたちにとってリラックスできるひとときとなっています。

【16:00】自由時間

おやつの後は、屋内や屋外で自由に遊ぶ時間です。学校内にある学童保育であれば、校庭での遊びも可能で、ボール遊びや鬼ごっこなどスペースを使った遊びも楽しむことができます。指導員は常に子どもたちの様子を見守り、安全に過ごせるようサポートします。室内では、オセロ、かるた、折り紙など、さまざまな遊びを通じて楽しい時間を過ごします。

【17:00】帰宅

17時から19時にかけて、それぞれの子どもが親の迎えを待ちます。指導員から連絡帳を受け取り、保護者が迎えに来るまで自由に過ごします。一部の学童では、子どもが自分で帰宅することもあります。

学童保育の遊び道具

学童保育では、さまざまな年齢の子どもたちが楽しめるよう、遊びのアイテムが充実しています。室内には、トランプ、オセロ、UNO、かるた、ブロック、折り紙、工作用の空き箱などが用意され、創造力を育む遊びが可能です。屋外アイテムとしては、縄跳びや一輪車があり、外で体を動かす遊びも楽しめるよう工夫されています。

学年を超えた交流とトラブルの対処法

学童保育には、1年生から6年生までの子どもが集まります。そのため、上級生が下級生に意地悪をする、遊びの中で誤ってケガをさせてしまうなど、トラブルが起きることもあります。親が日々の様子を確認することで、トラブルを未然に防ぐことが重要です。学童で何をしたのか、学校での出来事について子どもと話し、普段から様子を聞き取ることで、子どもの安心・安全を守ることができます。

民間学童での学習時間の充実

学童保育には、自治体運営の公立学童保育と、民間企業が運営する民間学童保育の2種類があります。公立学童では遊びと自主性を重視し、基本的に学習指導が行われない一方、民間学童では独自のカリキュラムによる学習時間が組み込まれている場合もあります。たとえば、東京都府中市府中市立府中第二小学校隣の民間学童「教育複合施設CloverHill」では、学力向上プログラムに基づいた学習カリキュラムが提供され、学力向上を目指すお子さんに最適な環境が整えられています。学習習慣を定着させたい方におすすめです。

CloverHillで学べる学習と遊びのバランス

CloverHillの教育複合施設では、学力向上を目的とした学童クラブと、20種類以上の習い事プログラムを提供しています。学童内でのサポートとともに、学習に適した環境が整えられており、遊びと学びのバランスが取れた時間を過ごせるのが魅力です。より充実した学習環境をお探しの方は、東京都府中市府中市立府中第二小学校隣の教育複合施設CloverHill説明会参加を検討してみてはいかがでしょうか?

学童保育の仕組みや子どもたちの一日、トラブル防止のための工夫など、公設学童保育と民間学童保育の違いを知って、より適切な学びと遊びの環境を選ぶ参考にしていただければと思います。

教育複合施設CloverHill府中2025新年度説明会