小学校入学前に始めたい!子どもが自ら学ぶ力を育てる11月からの準備|府中市の教育複合施設CloverHill

Contents
- 1 はじめに:先取り学習よりも大切なこと
- 2 第1章:なぜ「学びの土台」が重要なのか
- 3 第2章:11月から始める具体的な準備——読書習慣の確立
- 4 第3章:文字との出会い——書く力の基礎作り
- 5 第4章:数的感覚を育てる日常の工夫
- 6 第5章:集中力と学習習慣の基盤作り
- 7 第6章:言葉の力を育てる——会話と対話の重要性
- 8 第7章:社会性と学校適応力を育てる
- 9 第8章:入学までの月別スケジュールと具体的な取り組み
- 10 第9章:保護者がやってはいけないNG行動
- 11 第10章:特別な配慮が必要な子どもへの対応
- 12 おわりに:親子で楽しむ「学びの時間」
- 13 府中市の教育複合施設 CloverHill のご紹介
はじめに:先取り学習よりも大切なこと
来年の春、お子さまが小学校に入学されるご家庭では、そろそろ「入学準備」という言葉が気になり始める時期ではないでしょうか。書店に並ぶ入学準備ドリル、周囲の「もう足し算ができる」という声、SNSで見かける早期教育の情報——。こうした情報に触れるたび、「うちの子は大丈夫だろうか」「何か始めなければ」と焦りを感じている保護者の方も少なくないはずです。
しかし、教育現場で長年子どもたちと向き合ってきた経験から、私は声を大にして言いたいのです。入学前に最も大切なのは、計算や漢字の先取りではありません。それは、「学ぶことは楽しい」という原体験と、**「自分から机に向かう力」**を育てることなのです。
本記事では、20年以上にわたり幼児教育と小学校教育の現場に携わってきた経験、そして教育心理学や発達心理学の知見を踏まえながら、入学前の今だからこそ取り組むべき「学びの土台作り」について、具体的かつ実践的にお伝えします。11月から始めることで、入学までの約4か月間で無理なく、しかし確実に、お子さまの学習基盤を整えることができます。

東京都府中市府中市立府中第二小学校となり
教育複合施設Clover Hill
民間の学童保育・認可外保育園・20種以上の習い事
第1章:なぜ「学びの土台」が重要なのか
1-1. 先取り学習の落とし穴
入学前に計算や文字の読み書きを先取りすることは、一見すると子どもの将来に有利に思えるかもしれません。実際、入学直後のテストで良い点を取れることもあるでしょう。しかし、教育現場で見てきた現実は、必ずしもそうではありません。
先取り学習には、以下のような問題が潜んでいます。
「もう知っている」という油断
すでに内容を知っている子どもは、授業中に集中力を失いがちです。「これ、もう知ってる」という態度は、教師の説明を聞かない習慣を生み出します。そして、2年生、3年生と学年が上がり、習っていない内容が出てきたとき、「聞いて学ぶ」という基本的なスキルが育っていないことに気づくのです。
表面的な理解で満足してしまう危険性
先取り学習では、どうしても「答えを出すこと」に重点が置かれがちです。しかし、本来の学びとは、なぜそうなるのかを考え、理解し、応用する力を育てることです。表面的な知識だけを詰め込んでも、思考力や問題解決能力は育ちません。
学ぶ喜びを奪ってしまうリスク
本来、新しいことを知る喜び、できなかったことができるようになる達成感は、学習の最大の原動力です。しかし、先取りによって「初めて学ぶ」という新鮮な体験を奪ってしまうと、学習意欲そのものが損なわれる可能性があります。
1-2. 「学びの土台」とは何か
では、「学びの土台」とは具体的に何を指すのでしょうか。それは、以下の4つの要素から構成されています。
学習への前向きな姿勢
「勉強って楽しい」「新しいことを知りたい」という気持ちこそが、すべての学びの出発点です。この姿勢があれば、子どもは自分から学ぼうとします。逆に、この姿勢がなければ、どんなに知識を詰め込んでも、真の学力は育ちません。
集中して取り組む力
小学校では、45分間授業に集中することが求められます。しかし、これは突然できるようになるものではありません。短時間から始めて、徐々に集中できる時間を伸ばしていく練習が必要です。
基本的な学習習慣
毎日決まった時間に机に向かう、姿勢を正して座る、道具を大切に扱う——。こうした当たり前のことが、実は学習効率を大きく左右します。これらは、入学後に慌てて身につけるのではなく、今から少しずつ習慣化しておくべきものです。
言葉と文字の基礎体力
読む力、書く力、聞く力、話す力——。これらすべての言語能力は、学習の基盤となります。算数の文章題を理解するにも、理科の観察記録を書くにも、言葉の力が必要です。この「言葉の基礎体力」を、遊びや日常生活の中で自然に育てることが重要なのです。
1-3. 脳科学が証明する「適期教育」の重要性
近年の脳科学研究により、人間の脳の発達には「臨界期」や「感受性期」と呼ばれる時期があることが明らかになっています。5歳から7歳の時期は、まさに言語能力や学習の基礎となる神経回路が形成される重要な時期なのです。
この時期に大切なのは、詰め込み型の学習ではなく、多様な体験を通じて脳の神経ネットワークを豊かに形成することです。読み聞かせで想像力を働かせる、自然の中で五感を使って遊ぶ、手指を使って工作する——。こうした活動が、実は学習能力の土台となる脳の発達を促すのです。
東京大学の教育心理学研究チームの調査によれば、小学校入学前の読書習慣の有無が、その後の国語力だけでなく、算数や理科を含むすべての教科の学力と相関していることが明らかになっています。これは、読書が単に言葉を覚えるだけでなく、思考力、集中力、想像力といった、学習全般に必要な能力を総合的に育てるためです。
第2章:11月から始める具体的な準備——読書習慣の確立
2-1. なぜ読書が「すべての学力の基礎」なのか
「うちの子は本を読まなくて」という悩みをよく耳にします。しかし、読書習慣は、実は小学校以降の学力を左右する最も重要な要素の一つなのです。
文部科学省の全国学力調査の分析結果を見ると、読書習慣のある子どもとない子どもでは、国語だけでなく算数・数学においても明確な学力差が生じています。なぜでしょうか。
読解力は全教科の基盤
算数の文章題、理科の実験手順、社会の資料読み取り——。すべての教科で「文章を正確に理解する力」が求められます。読書を通じて培われる読解力は、まさにすべての学習の土台なのです。
語彙力が思考力を規定する
私たちは言葉を使って考えます。語彙が豊富な子どもは、より複雑で深い思考ができます。読書は、日常会話では触れることのない多様な言葉に出会う貴重な機会です。
集中力と持続力の訓練
物語の世界に没入し、最後まで読み通す経験は、集中力と持続力を育てます。これは、学習だけでなく、将来的にあらゆる物事に取り組む際の基礎となる力です。
想像力と共感力の発達
物語を読むことで、子どもは主人公の気持ちを想像し、追体験します。この過程で、他者の感情を理解する力、つまり共感力が育まれます。これは、学習面だけでなく、人間関係を築く上でも重要な能力です。
2-2. 発達段階に応じた読書支援の実践
入学前の子どもの読書支援には、段階的なアプローチが必要です。
第1段階:読み聞かせの充実(11月〜12月)
まずは、保護者が読み聞かせをする時間を大切にしましょう。この段階では、以下のポイントを意識してください。
毎日決まった時間に読む習慣をつける。就寝前の15分間など、親子でゆったりと過ごせる時間を読書タイムとして設定します。この習慣が、「本は楽しいもの」という認識を育てます。
子どもの反応を見ながら対話的に読む。一方的に読むのではなく、「この後どうなると思う?」「この子の気持ちはどうかな?」と問いかけながら読むことで、思考力と想像力が刺激されます。
さまざまなジャンルの本に触れさせる。物語だけでなく、図鑑、科学絵本、詩、昔話など、多様なジャンルに触れることで、興味の幅が広がります。
第2段階:一緒に読む経験(1月〜2月)
文字が読めるようになってきたら、一緒に読む体験を増やしていきます。
交互に読む。保護者が1ページ、子どもが1ページというように交互に読むことで、「自分で読める」という自信が育ちます。
指でなぞりながら読む。文字を指でなぞりながら読むことで、文字と音の対応関係が明確になります。
読んだ内容について話す。「どこが面白かった?」「好きな場面はどこ?」と聞くことで、内容理解が深まり、自分の考えを言葉にする練習にもなります。
第3段階:自力読書への移行(3月)
入学直前の時期には、短い本を一人で読み通す経験を積ませます。
易しい本からスタート。文字数が少なく、絵が多い本から始めることで、「最後まで読めた」という達成感を味わえます。
読書記録をつける。読んだ本のタイトルと簡単な感想を書く記録帳を作ることで、「これだけ読んだ」という達成感が可視化されます。
引き続き読み聞かせも継続。自分で読めるようになっても、読み聞かせは続けましょう。難しい本も読み聞かせなら楽しめますし、親子のコミュニケーションの時間としても貴重です。
2-3. 本選びの具体的なガイドライン
適切な本選びは、読書習慣確立の鍵です。以下の基準を参考にしてください。
文字数と内容のバランス
1ページあたりの文字数は、まずは50字程度から始めるのが理想的です。徐々に100字、150字と増やしていきます。ただし、文字数だけでなく、内容が子どもの興味に合っているかも重要です。
絵と文のバランス
最初は絵が多く、文が少ない本から始めます。絵から物語を想像する力も大切です。徐々に文の比率を増やしていきます。
子どもの興味を最優先に
保護者が「良い本」と思うものより、子どもが「読みたい」と思う本を選ぶことが大切です。乗り物、動物、お姫様、恐竜——。何に興味を持つかは子どもそれぞれです。その興味を大切にすることが、読書習慣につながります。
図書館の活用
いきなり購入するのではなく、まずは図書館で借りて、子どもの反応を見ることをお勧めします。図書館に通うこと自体も、本に囲まれる豊かな体験となります。
シリーズものの活用
気に入ったキャラクターのシリーズ本は、次々読みたくなる動機づけになります。「次も読みたい」という気持ちが、読書習慣の確立に大きく貢献します。
第3章:文字との出会い——書く力の基礎作り
3-1. 鉛筆の正しい持ち方がすべての始まり
「鉛筆の持ち方くらい」と軽視されがちですが、実はこれが書く力の根幹を成すのです。間違った持ち方で書き続けると、以下のような問題が生じます。
疲れやすく、長時間書けない
不適切な力の入れ方は、すぐに手が疲れる原因となります。小学校では、板書を写したり、作文を書いたりと、長時間書く場面が増えます。正しい持ち方であれば、力を入れなくても安定した線が書けます。
文字が不安定になる
鉛筆が安定しないと、文字のバランスが崩れます。低学年のうちは問題なくても、学年が上がって書くスピードが求められるようになると、読みにくい文字になってしまいます。
書くことが嫌いになる
書くたびに疲れる、思うように書けないという経験は、「書くことは苦手」「書きたくない」という意識を生み出します。一度この意識が定着すると、改善は困難になります。
3-2. 段階的な筆記具への慣れ方
書く力は、いきなり鉛筆を持たせても育ちません。以下の段階を踏むことが重要です。
第1段階:手指の巧緻性を高める遊び(11月〜12月)
書く前に、まず手指の細かい動きをコントロールする力を育てます。
折り紙やちぎり絵で、指先を使う機会を増やします。折る、ちぎる、貼るという動作は、すべて鉛筆を扱う際に必要な手指の動きです。
粘土遊びで、手のひら全体と指先の両方を使う経験をします。こねる、丸める、伸ばすという動作が、手の筋力を育てます。
ビーズ通しやひも通しで、集中力と手指の協調運動を促します。小さなものをつまんで穴に通すという動作は、まさに鉛筆を細かくコントロールする練習になります。
第2段階:クレヨンや太めのマーカーから始める(12月〜1月)
最初から細い鉛筆ではなく、持ちやすい太めの筆記具から始めます。
クレヨンで自由に描く経験を積み重ねます。「好きに描いていいよ」という自由な体験が、表現する喜びを育てます。
太めの三角鉛筆を使います。三角形の断面は、自然と正しい持ち方になりやすい形状です。
筆圧を調整する練習をします。「強く書いてみよう」「優しく書いてみよう」と声をかけながら、力加減をコントロールする感覚を養います。
第3段階:正しい鉛筆の持ち方の定着(2月〜3月)
いよいよ標準的な鉛筆を使い始めます。
正しい持ち方を一つ一つ確認します。親指と人差し指で軽くつまみ、中指で支える。鉛筆は60度くらいの角度で寝かせる。これらを焦らず、丁寧に教えます。
鉛筆の持ち方を補助する専用グリップを活用します。正しい持ち方が身につくまでの補助として有効です。
短時間から始めて、徐々に時間を延ばします。最初は5分程度から始め、疲れる前に終わることで、「書くことは楽しい」という印象を保ちます。
3-3. 文字を書く前の大切な準備
ひらがなを書く練習の前に、以下の活動で「書く力」の基礎を作ります。
運筆練習の重要性
いきなり文字を書くのではなく、線を引く練習から始めます。
直線、曲線、波線、ジグザグなど、さまざまな線を引く練習をします。これらの線の組み合わせで、すべての文字は構成されています。
点と点を結ぶ練習で、狙った場所に線を引く正確性を養います。
迷路をたどることで、運筆の滑らかさと集中力を同時に育てます。
空間認識力を育てる活動
文字を正しく書くには、空間を正確に把握する力が必要です。
マス目の中に絵を描く練習をします。マス目を意識することで、文字のバランス感覚が育ちます。
大きい・小さい、上・下、左・右といった空間概念を、遊びの中で確認します。
お手本を見て同じ形を描く模写の練習をします。形を正確に観察し、再現する力が文字の習得につながります。
3-4. ひらがなの習得——焦らない段階的アプローチ
文字の習得は、子どもの発達段階に合わせて進めることが重要です。
読むことから始める
書く前に、まず文字を読めるようにします。街の看板、商品のパッケージ、絵本の中の文字——。日常生活の中で文字を意識する機会を増やします。
自分の名前から始めるのが効果的です。「これは○○ちゃんの『○』だね」と、文字と音を結びつけます。
書きやすい文字から
すべてのひらがなを一度に教える必要はありません。まずは、直線的で書きやすい文字から始めます。
「し」「く」「つ」など、比較的シンプルな形の文字から練習します。
子どもの名前に含まれる文字は、動機づけが高いため優先的に教えます。
曲線が複雑な文字は、後回しにします。無理に教えても、正確に書けず、挫折感を味わう可能性があります。
正しいバランスより、書く楽しさを優先
最初から完璧な文字を求めるのではなく、「書けた」という達成感を大切にします。
「上手に書けたね」よりも「自分で書けたね!」と、行為そのものを褒めます。
間違いを指摘しすぎると、書くことが嫌になります。大きな誤りだけを優しく直し、細かいバランスは後から整えていけばよいのです。
第4章:数的感覚を育てる日常の工夫
4-1. 計算より大切な「数感覚」
入学前の算数準備というと、足し算や引き算を教えようとする保護者が多くいらっしゃいます。しかし、それよりもはるかに重要なのが「数感覚」を育てることです。
数感覚とは何か
数感覚とは、数の大きさを直感的に理解する力、数量を比較する力、数の関係性を把握する力のことです。これがない状態で計算だけを教えても、それは単なる暗記にすぎず、応用が効きません。
例えば、「5+3=8」という計算を暗記していても、「5個のあめと3個のあめを合わせると何個?」という問題に答えられない子どもは少なくありません。これは、数と具体的な量が結びついていないためです。
数感覚が育っている子どもの特徴
数感覚がしっかり育っている子どもは、以下のような力を持っています。
見ただけで量の多少が分かる。数えなくても、「こっちの方が多い」と直感的に判断できます。
数を分解したり、組み合わせたりする柔軟性がある。「8は5と3」「8は4と4」「8は6と2」というように、数をさまざまな組み合わせで捉えられます。
概数で考えられる。「だいたい10個くらい」という概算ができます。これは、日常生活でも重要な能力です。
4-2. 生活の中で数感覚を育てる具体的方法
数感覚は、特別な教材がなくても、日常生活の中で十分に育てることができます。
料理を通じた数の体験
料理は、数を体験する最高の機会です。
「にんじんを3本取ってきて」「卵を2個割ってね」というように、具体物と数を結びつける体験を積み重ねます。
「半分に切ろう」「4等分にしよう」という分割の経験は、分数の概念につながります。
計量カップやスプーンで測る経験は、量の概念を育てます。
お買い物での数の活用
買い物は、数を使う実践的な場面です。
「りんごを5個かごに入れてね」と頼むことで、数を数える経験をします。
「100円で買えるものはどれかな?」と考えさせることで、金額の大小を理解します。
「おつりはいくらかな?」と予想させることで、引き算の概念に触れます。
遊びの中の数
遊びながら、自然に数に親しむことができます。
トランプの神経衰弱や七並べで、数の順序や大小を学びます。
すごろくで、数を数えながら進む経験をします。
積み木で「10個積めるかな?」と挑戦することで、数量感覚を育てます。
日常会話での数の活用
特別な時間を設けなくても、日常会話で数を意識するだけで効果があります。
「今日は公園まで何歩で行けるかな?」と数えながら歩きます。
「お風呂で100まで数えよう」と湯船につかりながら数えます。
「今日は何月何日?」「今何時?」と、日付や時刻を意識させます。
4-3. 図形感覚を育てる遊び
算数では、数だけでなく図形の理解も重要です。図形感覚も、遊びの中で育てることができます。
パズル遊び
ジグソーパズルやタングラムは、形を認識し、空間的に配置する力を育てます。
最初は簡単なピース数から始め、徐々に複雑なものに挑戦します。
完成図を見ながら組み立てることで、全体と部分の関係を理解します。
積み木やブロック遊び
立体的な構造物を作る経験は、空間認識力を高めます。
「お城を作ろう」「橋を作ろう」と目的を持って作ることで、計画性も育ちます。
同じ形を集める、色を揃えるといった分類の活動も、数学的思考の基礎となります。
折り紙
折り紙は、図形の変換を体験的に学べる優れた教材です。
「半分に折る」「三角に折る」という行為で、図形の性質を理解します。
対称性や角度といった概念に、直感的に触れることができます。
第5章:集中力と学習習慣の基盤作り
5-1. 「座って取り組む」習慣の重要性
小学校では、45分間椅子に座って授業を受けることが求められます。しかし、この「座っていられる」という能力は、決して当たり前のものではありません。
段階的な時間延長
いきなり長時間座らせるのではなく、短時間から始めて徐々に延ばします。
11月は10分から始めます。タイマーを使って、「この針がここまで来たらおしまい」と視覚的に示すと分かりやすいでしょう。
12月には15分、1月には20分、2月には25分、3月には30分を目標にします。無理のないペースで延ばすことが大切です。
途中で休憩を入れることも必要です。「5分やったら1分休憩」というように、メリハリをつけます。
環境の整備
集中できる環境を整えることも重要です。
机の上には、今使うものだけを置きます。おもちゃやゲームなど、気が散るものは視界に入らないようにします。
テレビは消します。BGMとして音楽をかける家庭もありますが、歌詞のある音楽は集中を妨げる可能性があります。
明るさも重要です。手元が暗いと目が疲れ、集中力が続きません。
姿勢の定着
正しい姿勢は、集中力の維持と健康の両面で重要です。
「足は床にペタンとつける」「背中はまっすぐ」「机と体の間はグーひとつ分」といった具体的な目安を示します。
最初は5分ごとに姿勢を確認します。「まだいい姿勢できてるね!」と褒めることで、意識づけします。
クッションや足置き台を使って、体格に合った環境を整えることも効果的です。
5-2. 生活リズムの確立
学習習慣の土台となるのが、規則正しい生活リズムです。
起床・就寝時間の固定
毎日同じ時刻に起き、同じ時刻に寝る習慣をつけます。小学校は朝8時頃から始まりますので、それに合わせた生活リズムに今から慣れておきましょう。
十分な睡眠時間を確保します。6歳児には10〜11時間の睡眠が推奨されています。
休日も平日と大きくずれない範囲で生活することで、リズムが安定します。
「学習タイム」の設定
毎日決まった時間に学習する習慣をつけます。
夕食前、朝食後、お風呂の前など、生活の流れの中で固定された時間を「学習タイム」として設定します。重要なのは、毎日同じ時間に行うことです。
最初は短時間でも構いません。「毎日必ずやる」という習慣が最も大切です。
週末も同じリズムを保つことで、習慣が強固になります。
食事と学習の関係
空腹時や満腹時は集中力が低下します。
学習の30分〜1時間前に軽食を取ることで、血糖値が安定し、集中しやすくなります。
朝食をしっかり取ることは、午前中の集中力に直結します。小学校入学後の学習効果にも大きく影響します。
5-3. やる気を引き出す声かけと褒め方
子どものやる気を引き出すには、適切な声かけが不可欠です。
プロセスを褒める
「すごいね」「頭いいね」といった結果や能力を褒めるのではなく、努力や過程を褒めることが重要です。
「最後まであきらめずに頑張ったね」「丁寧に書こうとしているね」というように、具体的な行動を認めます。
これにより、子どもは「努力すれば伸びる」という成長マインドセットを身につけます。
小さな進歩を見逃さない
「昨日より○○ができるようになったね」「この部分が上手になったね」と、成長を具体的に伝えます。
他の子と比較するのではなく、その子自身の過去と比較することで、自己肯定感が育ちます。
できないことを責めない
「どうしてできないの?」「何度言ったら分かるの?」といった否定的な言葉は、学習意欲を奪います。
「一緒に考えてみよう」「ここまではできているね、次はこうしてみようか」と、前向きな言葉をかけます。
失敗は学びのチャンスです。「間違えることで賢くなるんだよ」というメッセージを伝えます。
自己決定の機会を与える
「今日は絵本とパズル、どっちから始める?」というように、選択肢の中から自分で決める経験をさせます。
自分で決めたことは、責任を持って取り組むようになります。これは、主体的な学習態度の基礎となります。
第6章:言葉の力を育てる——会話と対話の重要性
6-1. 語彙力が学力を決める
近年の教育研究で明らかになっているのは、入学時の語彙力が、その後の学力を強く予測するという事実です。
語彙力と思考力の関係
私たちは言葉を使って考えます。語彙が豊富であれば、より複雑で深い思考が可能になります。逆に、語彙が乏しければ、思考も浅くなります。
例えば、「嬉しい」という言葉しか知らない子どもと、「嬉しい」「楽しい」「誇らしい」「満足」「充実」といった言葉を知っている子どもでは、自分の感情を理解し、表現する能力に大きな差があります。
語彙の量と質
語彙力には、量と質の両方が重要です。
量とは、知っている言葉の数です。一般的に、6歳児は約5,000〜6,000語の語彙を持っているとされますが、個人差は大きく、2,000語程度の子どもから10,000語以上の子どももいます。
質とは、言葉の正確な意味を理解し、適切に使える力です。言葉を知っているだけでなく、文脈に応じて使い分けられることが重要です。
6-2. 日常会話で語彙を豊かにする方法
語彙は、日常の会話の中で最も効果的に育ちます。
「言い換え」を活用する
子どもが使った言葉を、より豊かな表現で言い換えて返します。
子ども「今日、公園で遊んで楽しかった!」
保護者「そう、公園で遊ぶの、ワクワクしたんだね。充実した時間だったんだね」
このように、「楽しい」という言葉を「ワクワクする」「充実した」という別の表現で言い換えることで、自然に語彙が増えていきます。
「詳しく教えて」と聞く習慣
子どもが何かを報告してきたとき、「そうなんだ」で終わらせず、「もっと詳しく教えて」と促します。
「幼稚園で遊んだ」という報告に対して、「誰と?」「何をして?」「どんな気持ちだった?」と質問することで、子どもは詳細を言葉にする練習をします。
これは、語彙力だけでなく、物事を論理的に説明する力も育てます。
正確な言葉の使用を促す
「あれ取って」「これやって」といった指示語だけの会話ではなく、具体的な名詞を使うよう促します。
「あれ」ではなく「リモコン」、「これ」ではなく「お箸」というように、正確な言葉を使う習慣をつけます。
ただし、厳しく指摘するのではなく、「あれって、リモコンのこと?」と確認する形で促すことが大切です。
豊かな形容詞・副詞に触れる
「大きい」「小さい」だけでなく、「巨大な」「極小の」「どっしりした」「華奢な」といった多様な表現を、保護者が意識的に使います。
「速い」だけでなく、「素早い」「俊敏な」「瞬時の」といった言葉に触れることで、同じような意味でも微妙なニュアンスの違いを感じ取る力が育ちます。
6-3. 質問する力を育てる
学ぶ力の本質は、疑問を持ち、質問する力です。
「なぜ?」「どうして?」を歓迎する
子どもの「なぜ?」「どうして?」という質問は、知的好奇心の表れです。面倒がらずに、丁寧に答えることが大切です。
すぐに答えを教えるのではなく、「○○ちゃんはどう思う?」と問い返すことで、考える習慣が育ちます。
分からないことは「一緒に調べてみよう」と、図鑑やインターネットで調べる体験をすることで、「分からないことは調べればいい」という学習の基本姿勢が身につきます。
保護者から質問する
日常生活の中で、保護者から質問することで、考える機会を増やします。
「今日の空はどんな色?」「この花、何色に見える?」といった観察を促す質問をします。
「もし○○だったら、どうする?」という仮定の質問で、想像力と論理的思考を刺激します。
「どうしてそう思ったの?」と理由を尋ねることで、自分の考えを説明する力が育ちます。
第7章:社会性と学校適応力を育てる
7-1. 小学校で求められる社会性とは
小学校は、幼稚園や保育園とは異なる社会性が求められる場所です。
ルールを守る力
小学校には、多くのルールがあります。授業中は静かにする、順番を守る、時間を守るなど、集団生活のルールを理解し、守る力が必要です。
今から、家庭でも簡単なルールを設けることで、ルールを守る習慣を育てられます。「ご飯の前に手を洗う」「使ったものは元に戻す」といった日常のルールを徹底することが、学校でのルール遵守につながります。
自分のことは自分でする力
小学校では、持ち物の管理、着替え、トイレなど、基本的なことは自分で行うことが求められます。
今から、できることは自分でさせる習慣をつけましょう。最初は時間がかかっても、手を出さずに見守ることが大切です。
「自分でできた」という経験の積み重ねが、自信と自立心を育てます。
友達と協力する力
小学校では、グループでの活動が増えます。自分の意見を言う、相手の意見を聞く、譲り合う、協力するといった力が必要です。
公園での遊びなど、他の子どもと関わる機会を大切にしましょう。そこでのトラブルも、社会性を学ぶ貴重な機会です。
すぐに親が介入するのではなく、「どうしたらいいと思う?」と子ども自身に考えさせることが成長につながります。
7-2. 感情のコントロール力を育てる
学校生活では、感情をコントロールする力が重要です。
感情に名前をつける
「怒っている」「悲しい」「不安」「嬉しい」「誇らしい」など、自分の感情に正確な名前をつけられることが、感情コントロールの第一歩です。
子どもが感情的になっているとき、「今、○○ちゃんは悔しいんだね」と、感情に名前をつけて言語化してあげます。
これを繰り返すことで、子ども自身が感情を認識し、言葉にできるようになります。
クールダウンの方法を教える
怒りや不安など、ネガティブな感情が高まったときの対処法を教えます。
深呼吸をする、10秒数える、水を飲むなど、具体的な方法を一緒に練習します。
「怒っちゃダメ」ではなく、「怒るのは自然なこと。でも、そのときにどうするかが大事」というメッセージを伝えます。
我慢する経験
すぐに欲しいものが手に入る、やりたいことをすぐにできる環境では、我慢する力が育ちません。
「もう少し待ってね」「順番だから待とうね」という経験を、日常的に積み重ねます。
我慢できたときには、「待てたね!」と努力を認めることで、我慢する力が強化されます。
7-3. 「助けて」が言える力
困ったときに助けを求められる力は、学校生活で非常に重要です。
弱音を吐ける安全基地
家庭が「どんなことでも話せる場所」であることが大切です。
「できない」「分からない」「困った」と言っても、否定されない、怒られないという安心感があれば、子どもは素直に助けを求められます。
学校で困ったことがあっても、「先生に聞いてみよう」「お友達に助けてもらおう」という行動につながります。
具体的に伝える練習
「何が」「どう」困っているのかを具体的に伝える練習をします。
「分からない」だけでなく、「ここまでは分かるけど、この先が分からない」というように、具体的に説明する力が必要です。
日常の会話の中で、「何が困っているの?」「どうしてほしいの?」と聞くことで、この力を育てられます。
第8章:入学までの月別スケジュールと具体的な取り組み
8-1. 11月の重点目標
基礎づくりの月
11月は、すべての土台となる習慣を始める月です。
読み聞かせの時間を毎日15分確保します。寝る前の時間を読書タイムとして固定しましょう。
鉛筆を持つ前の手指の運動を遊びの中で取り入れます。折り紙、粘土、ビーズ通しなどを楽しみます。
10分間、椅子に座って活動する習慣を始めます。塗り絵やパズルなど、子どもが好きな活動から始めましょう。
この時期に取り組むべき具体的活動
絵本は1日3冊を目標にします。同じ本を繰り返し読んでも構いません。
お手伝いを通じて、数を数える経験を増やします。「お皿を5枚並べて」「みかんを3個とって」などです。
生活リズムを整えます。起床・就寝時刻を固定し、毎日の生活パターンを作ります。
8-2. 12月の重点目標
習慣の定着月
11月に始めた習慣を継続し、定着させる月です。
読み聞かせを継続しながら、簡単な文字探しゲームを始めます。「この絵本の中で『あ』を探してみよう」など。
クレヨンや太めのマーカーで自由に絵を描く時間を設けます。
座っている時間を15分に延ばします。
この時期に取り組むべき具体的活動
カレンダーを使って、日付や曜日の概念に触れます。「今日は何日?」「明日は何曜日?」と毎日確認します。
お正月に向けて、年賀状を一緒に作ります。宛名を書く、絵を描くという活動が、文字への興味を引き出します。
冬休みの計画を一緒に立てることで、計画性を育てます。
8-3. 1月の重点目標
実践の月
冬休みを利用して、これまでの取り組みを強化します。
交互読みを始めます。保護者が1ページ、子どもが1ページというように、一緒に読む経験を増やします。
三角鉛筆を使って、なぞり書きを始めます。まずは直線や曲線から。
座っている時間を20分に延ばします。
この時期に取り組むべき具体的活動
お年玉を使って、お金の概念に触れます。「100円で何が買える?」など、買い物を通じて学びます。
福笑いやかるたなど、お正月の遊びを通じて、集中力と語彙力を育てます。
書き初めに挑戦することで、書くことへの意欲を高めます。
8-4. 2月の重点目標
応用の月
これまでの取り組みを応用し、レベルアップする月です。
簡単な本を一人で読む経験を始めます。文字数の少ない絵本から挑戦しましょう。
正しい鉛筆の持ち方を定着させます。毎日5分、鉛筆を持つ時間を作ります。
座っている時間を25分に延ばします。
この時期に取り組むべき具体的活動
自分の名前を書く練習を本格的に始めます。まずはなぞり書きから。
時計の読み方に触れます。「長い針が12になったら」など、簡単なものから始めます。
小学校の見学会や説明会に参加し、学校への期待を高めます。
8-5. 3月の重点目標
仕上げの月
入学を目前に、これまでの取り組みを確認し、自信をつける月です。
毎日、短い本を一冊読む習慣を確立します。
簡単な文字や数字を、見本を見ながら書けるようにします。
30分間、集中して活動できることを目指します。
この時期に取り組むべき具体的活動
通学路を一緒に歩いて確認します。距離感、交通ルールを確認しながら歩きます。
小学校で使う持ち物を一緒に準備し、名前を書く練習をします。
「小学生になったら」という話をたくさんして、期待感を高めます。
ランドセルを背負って歩く練習をすることで、体力づくりにもなります。
8-6. 各月共通の継続事項
どの月も継続して取り組むべきことがあります。
毎日の読み聞かせ
どんなに忙しくても、読み聞かせの時間は確保します。これが、すべての学力の基礎となります。
規則正しい生活リズム
起床・就寝時刻を守ることは、学習習慣の土台です。
親子の対話
今日あったことを話す時間を大切にします。これが、言葉の力と社会性を育てます。
ほめる・認める
小さな成長を見逃さず、具体的にほめることで、自己肯定感が育ちます。
第9章:保護者がやってはいけないNG行動
9-1. 過度な先取り学習
先取りしすぎることのリスクは、すでに述べた通りです。
小学校の内容を先取りしすぎない
1年生の教科書を買って、あらかじめ全部教えることは避けましょう。「初めて学ぶ」という新鮮な体験を奪ってしまいます。
ひらがな、カタカナの読み書きができれば十分です。漢字まで先取りする必要はありません。
足し算、引き算も、計算式として教える必要はありません。「3個と2個で5個」という具体的な量の感覚があれば十分です。
ドリル漬けにしない
市販のドリルを何冊もやらせることは、「勉強=つまらないもの」という印象を与えかねません。
やるとしても、1日1〜2ページ程度にとどめ、子どもが嫌がったら無理強いしないことが大切です。
9-2. 比較と競争
他の子どもとの比較は、百害あって一利なしです。
「○○ちゃんはできるのに」は禁句
他の子どもと比較することは、子どもの自己肯定感を傷つけます。
発達のペースは子どもによって違います。今できないことも、時期が来ればできるようになります。
兄弟姉妹との比較も避ける
「お兄ちゃんはこの年齢でできたのに」という比較も、子どもを傷つけます。
一人ひとりの個性と成長ペースを尊重することが、健全な発達につながります。
9-3. 完璧主義の押しつけ
完璧を求めすぎることは、子どもから挑戦する意欲を奪います。
間違いを過度に指摘しない
文字が少し曲がっている、バランスが悪いといった細かいことを、いちいち指摘する必要はありません。
「よく書けたね」と認めた上で、「次はもっと上手に書けるかな?」と前向きな言葉をかけます。
「やり直し」を強要しない
一度書いたものを何度も消させて書き直させることは、書くことへの嫌悪感を生みます。
多少不完全でも、「完成させた」という達成感を味わわせることの方が重要です。
9-4. 否定的な言葉
保護者の何気ない言葉が、子どもの自己イメージを形成します。
「どうせできない」「あなたには無理」
こうした言葉は、子どもの可能性を閉ざします。
保護者が信じていることが、子どもの現実になります。「できる」と信じることが大切です。
「勉強しなさい」の連呼
命令口調で勉強を強制することは、勉強への抵抗感を生みます。
「一緒に絵本読もうか」「面白いパズル見つけたよ」というように、学びを楽しい活動として提示します。
9-5. 過保護・過干渉
子どものためを思ってやっていることが、実は成長を妨げている場合があります。
すぐに手を出してしまう
子どもが困っているとき、すぐに手を出して助けることは、問題解決能力の発達を妨げます。
「どうしたらいいと思う?」と考えさせ、自分で解決する機会を与えることが大切です。
子どもの代わりに決めてしまう
「これをやりなさい」と一方的に決めるのではなく、選択肢を示して子どもに選ばせることで、主体性が育ちます。
失敗させないようにしすぎる
失敗から学ぶことは多くあります。失敗を恐れずチャレンジする経験が、レジリエンス(回復力)を育てます。
第10章:特別な配慮が必要な子どもへの対応
10-1. 発達のペースは一人ひとり違う
すべての子どもが同じペースで発達するわけではありません。
「平均」にとらわれすぎない
「この年齢ではこれができるはず」という情報に振り回されないことが大切です。
少しゆっくりなだけで、時間をかければできるようになることも多くあります。
得意なことから伸ばす
苦手なことを克服させようとするより、得意なことを伸ばすことで自信をつけ、それが他の分野への意欲にもつながります。
10-2. 支援が必要と思われる場合
もし、発達に何らかの特性や遅れが見られる場合は、早めの相談が大切です。
専門家への相談を躊躇しない
「様子を見よう」と先延ばしにせず、心配なことがあれば、保健センターや児童相談所、小児科などに相談しましょう。
早期に適切な支援を受けることで、子どもの可能性を最大限に引き出せます。
就学相談の活用
入学前に、学校での支援について相談できる「就学相談」という制度があります。
必要に応じて、特別支援学級や通級指導教室などの選択肢を検討できます。
ラベリングではなくサポート
「発達障害」などのラベルを貼ることが目的ではなく、その子に合った学び方を見つけることが目的です。
一人ひとりに合った方法で学べば、どの子も伸びていきます。
おわりに:親子で楽しむ「学びの時間」
ここまで、入学前の準備について詳しくお伝えしてきましたが、最も大切なことは、親子で学びの時間を楽しむということです。
小学校入学は、子どもの人生における大きな節目です。そして、この入学前の時期は、親子で密に過ごせる貴重な時間でもあります。
「勉強させなければ」というプレッシャーではなく、「一緒に本を読む時間が楽しい」「一緒に数を数えるのが面白い」という、学びの喜びを共有する時間として、この期間を過ごしていただきたいのです。
完璧な準備はありません。ここに書いたことをすべて実践する必要もありません。大切なのは、お子さまの様子を見ながら、無理のないペースで、楽しみながら取り組むことです。
小学校は、新しい世界の始まりです。その世界を、子どもが「楽しそう」「やってみたい」と思える気持ちで迎えられるように、今からできることを、少しずつ始めていきましょう。
11月から始める準備は、決して早すぎることはありません。むしろ、余裕を持って準備できる、最適なタイミングです。焦らず、比べず、お子さまのペースを大切にしながら、親子で成長していく——。それが、最高の入学準備なのです。
あなたとお子さまの、素晴らしい小学校生活の始まりを心から応援しています。
府中市の教育複合施設 CloverHill のご紹介
CloverHill は、東京都府中市にある幼児から小学生までを対象とした多機能な学びの場です。府中市内で最多の子ども向け習い事を提供し、ピアノレッスン、英語、プログラミング、そろばんなど、子どもたちの好奇心を引き出し、創造力を育む多彩なカリキュラムを展開しています。
また、民間学童保育や放課後プログラムも充実しており、学びと遊びのバランスを大切にした環境の中で、子どもたちの健やかな成長をサポート。さらに、認可外保育園として未就学児向けの安心・安全な保育サービスを提供し、共働き家庭の子育てを支援しています。

東京都府中市府中市立府中第二小学校となり
教育複合施設Clover Hill
民間の学童保育・認可外保育園・20種以上の習い事
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投稿者プロフィール

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**Clover Hill(クローバーヒル)**は、東京都府中市にある教育複合施設です。市内最大級の広々とした学童保育、認可外保育園、子供向け習い事数地域No.1を誇る20以上の多彩なプログラムを提供し、子どもたちの学びを総合的にサポートします。
多彩なレッスンの情報や子育て情報を発信しています。
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